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ロータリーを創設した ポール・ハリスと3人の仲間 |
20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていきました。ちょうどその頃、ここに事務所を構えていた青年弁護士“ポール・ハリス”はこの風潮に耐えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼できる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。
ロータリーとは、集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
こうして、1905年2月23日にシカゴ・ロータリークラブが誕生しました。
それからは志を同じくするクラブが次々に各地で生まれ、国境を越えて、今では世界200以上の国と地域に広がり、クラブ数は約3万4千クラブ、会員総数は約122万人以上に達しています。そして、これら世界中のクラブの連合体を“国際ロータリー”(RI)と称します。
このように、歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んじる事業及び専門職務に携わる人の集まりなのです。その組織が地球の隅々まで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動求められるようになり、現在は多方面にわたって多大な貢献をしています。
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日本のロータリーの創始者 米山梅吉氏 |
日本のロータリーは1920年(大正9)、当時の三井銀行重役の米山梅吉氏と福島喜三次等によって東京ロータリークラブが作られました。一時、第2次世界大戦のために国際ロータリークラブから脱退のやむなきに至りましたが、戦後まもなく復帰し、その後急速に発展し、会員数は米国に次いで2番目と成長しました。
現在、日本全体でのクラブ数は2,281、会員数は88,744人
(2013年11月現在)となっています。
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創立30周年記念式典及び祝賀会 | 創立30周年記念コースター (秋本光雄会員寄贈) |
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バナーデザイン:大津鎮雄氏 |
幼い頃から空高く花火の様に枝を広げ堂々としている欅は武蔵野の象徴であると信じていた。農家の木立と五日市街道の欅並木は見事なものであった。だが街の発展と共にいつか消えていまい今は成蹊学園付近に昔の名残を残しているのみである。
前のことだが欅並木を取材に歩いたことがある。武蔵野のはずれでやっと一群の並木を発見し思いを込めて描いたスケッチがもとでこのバナーとなった。