活動報告

私たち東京武蔵野中央ロータリークラブは、さまざまな職業のメンバーが
その経験と知識を生かして社会奉仕活動や人道的活動に取り組んでいます。

「青少年奉仕月間に因んで」(2024/5/23)

卓話

5月の青少年奉仕月間に因んで、青少年交換学生Zoe Legrainさんと青少年奉仕委員長鈴木基樹会員よる卓話が行われました。

*青少年交換学生 Zoe Legrainさん

みなさんこんにちは。

今日は1年間を振り返って話をしたいと思います。

まず、去年の8月に来日した時に衝撃を受けたこと、人が街に沢山いる、気温が暑い、左側通行であることです。これらは、日本に来る前に調べていて知っていたことでした。来日してすぐのサマーキャンプで日本の習慣など基本的な事を学びましたが実際に生活してみると日本人の挨拶の仕方(静かにお辞儀をする、握手をするなど)や、表情に驚きました。はじめは、何か怒っているの?私の事が嫌いなの?と感じていました。ホストファミリーや、学校の先生や友達、そしてロータリーの集まりに参加するうちに、怒っているわけでも嫌いなわけでもないことがわかり、さらに外国にはあまりない丁寧な所作や、気持ちを贈り物で伝えるなど日本の良い習慣をたくさん知ることになりました。外国の人は日本に対して変なイメージを持っているのが残念だと思いますし、日本の良さをもっと知ってもらえたらよいのに、と感じました。

この1年で、本当にいろいろな場所に行き、もしかしたら日本の高校生より多くの新しい経験をしたかもしれません。なぜか、九州に行く機会が多いのにはびっくりしましたが。

お世話になったホストファミリーはみなさんとてもやさしく、親切で私の生活のサポートをしてくれて感謝しています。学校では同じくらいの年齢の友達と学んだり、部活動に参加したり、流行りの言葉を知り、良い思い出ばかりです。ロータリーの活動では、なかなか行けないような場所に連れていってもらったり、ほかのインバウンドの学生とそれぞれの国の話をしたり、一緒にお相撲を見たりお祭りに参加したり、毎月のお茶のお稽古もとても楽しい時間でした。このクラブの例会でも毎回とても親切にしていただきました、ありがとうございました。

先日、ベルギーから両親が遊びに来たので私の案内で鎌倉などに行き一緒に着物をきました、とても喜んでくれてよかったです。

このような沢山の経験をできたのも、ロータリアンである皆さんのおかげです、心から感謝しています。残りの留学生活もしっかりと頑張りますのでよろしくお願いします。

*青少年奉仕委員長/カウンセラー 鈴木基樹会員

ゾーイさんの帰国が近づいています。

ゾーイさんは、ベルギーから日本に来て、成蹊高校に通い、当初から素晴らしい語学力がありましたが、留学期間を経て日本語を見事に習得しました。彼女の日本語の上達ぶりには目を見張るものがあり、日常の会話はもちろん、学校の授業やクラブ活動にも積極的に取り組んでいました。

また、ゾーイさんは日本の文化と社会に対する深い興味を持ち、様々な活動に積極的に参加してくれました。ジャパンツアーでは日本の各地を巡り、その美しさと歴史に触れました。茶道の稽古では、日本の伝統文化を深く理解し、その精神を学びました。そして河川のクリーンアップ活動にも参加し、環境保護の重要性を体験しました。

ゾーイさんは、成蹊高校の皆さんとも非常に仲良くなり、多くの友人を作りました。彼女の明るく親しみやすい性格は、多くの人々に愛され、彼女の周りにはいつも笑顔が絶えなかったことかと思います。ホストファミリーの方からも家族のように大事にされました。

彼女が日本で過ごした時間は、私たちにとっても非常に貴重なものでした。ゾーイさんは私たちのクラブに新しい視点と活力をもたらしてくれました。そして彼女の努力と情熱は、私たち全員にとって大きな刺激となりました。

ゾーイさん、あなたが日本で学んだこと、経験したことは、これからの人生において大きな力となるでしょう。そして、あなたがベルギーと日本の架け橋として、両国の文化と理解を深める役割を果たしてくれることを願っています。

どうか、残り少ない留学期間を存分に楽しんでください。これからの時間が、さらに素晴らしい思い出と経験に満ちたものとなるように、皆様もお時間がありましたらいろいろなお話をいただければと思います。