新たに入会した、鈴木孝宏会員のイニシエーションスピーチがございました。

皆様よろしくお願い致します。

＊鈴木孝宏会員（2025年4月17日入会）

改めまして、今年度からお世話になることとなりました、鈴木孝宏と申します。これから、どうぞよろし〈お願いいたします。

私の勤務先は三井住友信託銀行吉祥寺支店兼荻窪支店となります。

本日はこのようなお時間をいただきましたので、自己紹介をさせていただきます。

生まれは北海道の函館市となります。家族は妻と大学2年生の長女、中学3年生の長男の4人家族です。年齢は昭和44年の4月生まれで今年の4月で56歳になりました。現在の自宅は北区の王子駅が最寄駅となります。

私が生まれた、函館市について少し説明いたします。函館市は、北海道南部(道南地方)に位置し、札幌市・旭川市に次ぐ北海道第3位の人口(約24万人)を有する中核市です。函館市は北海道南端の渡島半島東部で天然の良港である函館港によって北海道と本州を結ぶ{交通結節点、及び道南地域の中心都市として発展してきた港湾都市です。函館港(箱館港)は幕末に横浜港・長崎港とともに日本国内で最初の交易港として開港しました。本州とは青函フエリーや北海道新幹線(北斗市に所在する新函館北斗駅経由)などで結ばれています。また戊辰戦争の最後の戦いである箱館戦争(五稜郭の戦い)の戦地としても知られています。夜景の名所として知られる函館山や五稜郭に代表されるように、毎年500万人以上の観光客が訪れる観光都市であるでもあります。市町村の魅力度ランキング調査では、2019年までに6回全国で1位となる等、常に上位にランクインする都市になっています。フランスのタイヤメーカーであるミシュランが発行する旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では一つ星以上の星が付いている観光地が函館市内に20以上あるようです。一方魅力度ランキング調査で上位ではあるものの、別の民間調査会社の調査による幸福度ランキングでは全国の中核市の中でも下位の評価となっており、2016年には魅力度ランキング1位、幸福度ランキング最下位という正反対の結果となっていることから観光は魅力的である一方、産業が少ない事や人口減少も続いているので市民の幸福度は高くないのかもしれません。このような函館市ですが観光するには最高のところですので一度はぜひ訪れてみてください。

北海道函館市出身ということで、大学卒業後、北海道拓殖銀行に入行しました。両親は地元で教員をしていた関係で私には地元の教育大学に進学して、地元で教員になることを強く薦めていました。年が離れた兄も教員になりましたが、自分はどうしても教員になることや、地元の大学に進むことに最後まで抵抗し就職は道内に戻ることを約束、東京の大学進学の許可をもらいました。大学は国分寺にある東経大に進学、卒業後は拓銀に就職したこともあり、親は地元銀行ということで納得しておりました。当時の拓銀店舗は都市銀行の一角ということもあり、2/3が道内、1/3が本州にありました。道内に戻れる確率は2/3でしたが最初に配属さ れた支店が練馬区にある石神井支店、次の異動は港区にあった虎ノ門支店でした。1997年１１月に多額の不良債権を抱え経営悪化に伴い、拓銀は経営破綻します。その１週間後に山一証券が自主廃業したことはみなさんも記憶にあると思います。拓銀が経営破綻した１年後道内の店舗と行員は道内にある第二地銀の北洋銀行に、本州の店舗と行員は中央信託銀行に営業譲渡されました。中央信託銀行に入行した２年後の２０００年、拓銀の本州地区を引き受けて規模が大きくなった中央信託銀行と当時不良債権に苦しんでいた三井信託銀行が合併することとなり中央三井信託銀行が誕生し、次は中央三井信託銀行での仕事が始まりま す。中央三井信託銀行は選択と集中をスローガンに、リテール業務に軸足を置いた経営を展開しておりました。

その後も次の流れが到来します。信託銀行生き残りの最終段階として、財閥各社が経営統合を進める中、2012年４月に住友信託と中央三井信託銀行、中央三井アセット信託銀行が経営統合し、三井住友信託銀行が誕生します。三井住友信託銀行になってから叉店長を4ケ店経験後本年4月に吉祥寺支店・荻窪支店の勤務に至っています。

最後になりますが、北海道に戻ってきてほしいと願っていた、両親はすでに他界しており、今年の2月に久しぶりに帰省してお慕参りに行ってきました。今回も手をあわせながら、自身のわがままを見守りながら尊重してくれた両親には感謝の意を伝えてきました。今回吉祥寺支店・荻窪支店の勤務となり、武藏野中央ロータリークラブに加入させていただき、クラブのみなさんとお知り合いになれたことは何かのご縁と思っております。このご縁を大切にしてみなさんと各種活動に取り組んでまいりたいと思います。これからどうぞご指導賜りますようよろしくお願いいたします。