活動報告

私たち東京武蔵野中央ロータリークラブは、さまざまな職業のメンバーが
その経験と知識を生かして社会奉仕活動や人道的活動に取り組んでいます。

「米山奨学生自己紹介スピーチ」(2026/5/21)

卓話

米山奨学生 許涵さん自己紹介スピーチ

米山奨学生 許涵(きょかん)さん

好奇心から始まった、私の小さな冒険

みなさん、こんにちは。許涵と申し ます。今日は「私はどこから来たのか、私はどんな人なのか、そしてこれからどこへ向かうのか」という三つの問いに沿って、自己紹介をさせていただきます。写真が好きなので、今日はできるだけ写真を見ながらお話ししたいと思います。

なぜ日本に来たのか

きっかけは好奇心でした。「いつか日本に行ってみたい」それだけでなく、若い時に「別の国で、新しい可能性を探してみたい」という気持ちもありました。

突然ですが、みなさんには「これは人生の冒険だったな」と言える経験がありますか。私にとって、それは日本に来たことです。最初のきっかけはとてもシンプルで、日本のアニメが好きだったこと、そして日本語の響きがとても優雅で美しいと思ったことでした。さらに、海外で新しい可能性を探してみたいという好奇心もありました。

今日の自己紹介は三つのパートに分けます。一つ目は「私はどこから来たのか」、二つ目は「私はどんな人なのか」、三つ目は「これからどこへ向かうのか」です。難しい話ではなく、写真を見ながら気軽に聞いていただければうれしいです

Part1私はどこから来たのか

まず、私の出身についてお話しします。私は中国の四川省から来ました。四川省と聞くと、辛い料理を思い浮かべる方が多いと思います。もちろん料理も有名ですが、私にとっては、人があたたかく、生活のリズムがとても豊かな場所です。最近の四川は、夏になると東京と同じくらい暑くて、少し似ているところもあります。

故郷を少しだけ、食べ物で紹介します。食べ物は文化を知る一番新しい入口ですね。 

中国はとても広いので、一言で説明するのは難しいです。そこで今日は、昼食の時間にも合うように、食べ物から少しだけ紹介します。四川料理は辛いイメージがありますが、私にとって大切なのは味だけではありません。みんなで同じ鍋や同じ食卓を囲む時間が、人と人の距離を近づけてくれるところが好きです。辛いものいっぱいあります。日本のお寿司と焼肉好きです。とに かくお肉大好き!

自然豊富な四川省~四川省は、中国の西南部にあり、四川省は、近代的な都市もあれば、雪山や草原もある、とても表情豊かな場所です。山、川、森、湖など、自然がとても豊かな地域です。特に有名なのは、九寨溝)、黄龍、峨眉山などです。透明な湖、雪山、滝、深い森があり、まるで絵の中に入ったような景色を見ることができます。四川と聞くと「辛い料理」のイメージが強いかもしれませんが、実は自然もとても美しい場所です。

Part2 私はどんな人なのか

次に、私はどんな人なのかについてお話しします。一言で言うと、私は好奇心が強い人だと思います。知らない場所に行ってみたい、知らない人と話してみたい、新しいことを学んでみたい。そういう気持ちが、私を日本へ連れてきてくれました。

趣味は写真を撮ることです~私の趣味は写真を撮ることです、友人たちと一緒に相談しながら、服を考えたり、ポーズを工夫したりして、色調整等きれいな写真を撮る時間がとても好きです。写真を見ると、その時の楽しかった記憶がよみがえります。「あの時はこんな服を着ていたな」「友達とここに行ったな」「景色が本当にきれいだったな」と、その瞬間の気持ちまで思い出すことができます。私にとって写真は、幸せな時間を何度でも再現してくれる、大切な記録です。

日本での生活で学んだこと~日本での生活では、楽しいこともあれば、難しいこともありました。言葉の壁もありましたし、文化や生活習慣の違いに戸惑うこともありました。でも、その一つひとつが大切な経験になりました。特に、人との出会いは、私にとって一番の財産です。

今、学んでいる事・大切にしていること~今、私が大切にしていることは、人と技術のあいだで何ができるかを考えることです。これからはITやAIの応用についてさらに学び、人の生活を少しでも便利にしたり、より多くの人が必要な情報や資源にアクセスできるような仕事に関わっていきたいと思っています。私の研究をとても簡単に言うと、「AIが作った脳のMRI写真は、本物のMRI写真の代わりに研究で使えるのか」を調べています。

今、AIは文章や絵だけではなく、医療画像も作れるようになってきました。でも、医療の世界では「見た目がきれい」だけではだめです。例えば、脳の写真を見るときには、脳の一部の大きさや形がとても大事です。アルツハイマー病では、脳の一部が小さくなることがあります。ですので、私の研究では、AIが作った脳MRI画像の中でも、脳の大きさや形が本物に近いかどうかを調べています。将来的には、こうしたAI画像が、病気の研究や医療AIの開発に役立つかもしれません。この研究が進むと、個人情報を守りながら、医学研究に必要な画像データを増やせる可能性があります。また、病気の理解や、将来の医療AIの開発にもつながるかもしれません。私はそのために、AI画像を医学研究で使う前に、本当に信頼できるのかを確認する研究をしています。

Part3 これからどこへ行くのか

最後に、これからのことをお話しします。卒業後はIBMに入社する予定です。今の私はまだ、力も視野も十分ではありません。だからこそ、ITやAIについてさらに学び、技術を人の役に立つ形で使える人になりたいと思っています。技術の発展は、経済や生活を変え、より多くの人が新しい可能性を持てるきっかけになると信じています。

皆様から教えていただきたいこと~そして、今日お会いした皆さまからも、ぜひいろいろ教えてい ただきたいです。日本で大切にしてきたこと、若い時に挑戦してよかったこと、人生の中で冒険だった経験など、ぜひお話を聞かせてください。今日は自己紹介だけでなく、皆さまと交流できることを楽しみにしています。

以上で私の自己紹介を終わります。ご清聴ありがとうございました。写真を見て気になることがありましたら、ぜひあとで声をかけてください。どうぞよろしくお願いいたします。