「イニシエーションスピーチ」(2026/8/27)
「イニシエーションスピーチ」 上山会員(2026年7月入会)

皆様、こんにちは。7月 より池田会員・萩野会員の推薦により東京武蔵野中央ロータリークラブに入会させて頂きました、公認会計士の上山と申します。まずは、私を温かく迎えてくださった皆様に、心より感謝するとともに御礼申し上げます。
私は現在、父である上山会員が営んでいる上山会計事務所に勤務しております。そこで公認会計士・税理士として、会社の会計及び税務に関する顧問先からの相談業務、法人税や地方税に係る会社の税務申告をはじめ、所得税の確定申告、相続税申告や将来の相続への相談業務などを中心に行いつつ、学校法人の会計監査にも、携わっております。
最近では、土地等の相続税評価において尺度となる路線価の上昇及び相続人間でのトラブルを回避したいと考える方が多く、相続や遺言書に関する相談業務が増えております。この仕事を行う上で、人との繋がりの重要性を痛感し、弁護士である鈴木会員や父の話を聞き、ロータリーの「みんなのためになっているか」という理念に共感を持ち、このクラブに入会することを決めました。
私は現在、妻と中学2年生と小学6年生の息子2人の4人で武蔵野に住んでおります。1976年2月生まれで50歳です。
生まれは、現在の西東京市である田無ですが、育ちは日野です。小学校、中学校ともに実家から近い地元の公立の学校に通いました。特に小学校は校庭が広く、息子の通っている小学校に初めて行ったときに、校庭の広さの違いに驚き、思わず「狭い」と呟いてしまいました。小学生の頃は、母の勧めで水泳教室に通い、中学校では、補欠でしたが軟式野球部に所属しておりました。中学卒業後、自転車で通える都立高校に進学しましたが、初めて徒歩ではなく自転車で通学することになり、大人に近づくにつれて行動範囲が広がり、少しずつ大人への階段を上ってきているという感覚にとらわれたのを記憶しております。高校では、ハンドボールに入部しました。練習が厳しく、何度も辞めようと思いましたが部活の友人に励まされながら練習を続け、退部することなく部活を続けることができました。今では、辞めずに続けてよかったと強く感じております。
この辞めずに続けられたという経験が、その後の少しばかりの自信になっていると、今になって思えております。高校生活において、今でも鮮明に記憶している出来事があります。それは高校の先輩でありミュージシャンの忌野清志郎さんが卒業直前に来校され、体育館でコンサートをしてくれた時のことです。今は合併で無くなってしまった近鉄バファローズのヘルメットを被り、「僕の好きな先生」、その他様々な曲を熱唱してくれました。私は、コンサートに行ったことがなかったので、プロの方の生の歌を間近で聞く迫力に圧倒されました。ただコンサートが進むにつれて、周りのみんなも興奮してきてしまい、事前に飛び跳ね禁止と強く言われていたのに、曲にのって飛び跳ねてしまったことで、体育館の床が抜けてしまい、まるで惑星に隕石が衝突してできるクレーターが体育館の床にできていました。体育館の床が抜けるという体験をしたのは、今もってその時が最初で最後の体験です。当時は体育科の先生はかなり怒っておりましたが、私の中では、すごく印象深いよい思い出として刻まれております。
高校生の時のロータリーに関する思い出を少しお話したいと思います。父がカウンセラーとなったため、カナダからのロータリー財団からの留学生であるデボラ・オーさんとお会いすることが出来ました。デボラさんは早稲田大学の大学院に留学されていましたが、この時の彼女との会話が、外国の方とお話しした初めての体験でした。その後、デボラ・オーさんのカナダのご自宅に伺い、一週間ほどお世話になりました。カナダでは、デボラさんのお父様とご自宅の庭でラグビーボールでのキャッチボールをしましたが、日本の一般的な家の庭とは違う圧倒的な庭の広さに衝撃を受けました。またバンクーバーやウイスラーに案内してもらい、乗馬やラフティングを経験しましたが、これもまた、とてもよい思い出として残っております。
その後、大学に進学しました。大学では、サークルやゼミでの活動等で、様々な方と友人になることができ、有意義な学生生活を送ることができたと思います。卒業後は、時間は掛かってしまいましたが、何とか資格を取得でき現在に至っております。私は以前、野球観戦とドライブが好きでしたが、贔屓のチームでフリーエージェントによる主力選手の流出が相次ぎ、野球観戦の意欲がなくなってしまい、今ではドライブが趣味となっております。ただ、最近は趣味ではないのですが、中学生の鉄道好きの息子に付き合う形式での電車旅を多々経験しております。
この1年間に行ったのは、最近廃線になった留萌本線(深川~石狩沼田)、特急北斗に乗り札幌から函館への電車旅、サンライズ瀬戸での高松~東京の寝台車での旅、函館本線山線ルートでの函館~長万部~余市~小樽~札幌や札幌から石勝線・根室本線での釧路を経由した根室への旅です。電車独特の心地よい揺れの影響で、不覚にも乗車時間の多くを睡眠に取られてしまいましたが、起きている間では、車窓から広がる日常では見ることができない風景を満喫いたしました。この列車旅で特に印象に残っているのは、廃線間近の留萌本線に乗車した時です。その時は、何とも言えない複雑な感情を抱きつつ乗車していました。1910年に開業し長年、様々な方の労力と努力により地域の方々の生活を支えた鉄道が廃線になってしまうのは、やむを得ないと分かっていながらも、何とも言えない寂しさを抱くとともに、物事を続けていく事の難しさを痛感したのです。
物事を続けていくには、どのような気持ちを持ち、いかなるスタンスで仕事をすべきなのかと自問したときに、ロータリーで皆様が例会の際に復唱されている4つのテストに含まれている言葉である「真実かどうか」「みんなのためになるか」という言葉が私の心の中を駆け巡りました。この言葉こそが、これからも私が今の仕事を続けて行く上で、決して忘れてはいけない言葉なのだと、痛切に感じております。
現在の私があるのは、父や母そして妻や2人の息子をはじめ、多くの方の支えのお陰です。今後は、この言葉を胸に刻みつつ、私を支えてくれている方々への感謝の気持ちを忘れずに、日々精進して参りたいと思っております。
本日は、ご清聴ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。
